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大島 総一郎; 助川 武則; 白石 邦生; 柳原 敏
JAERI-Tech 2001-086, 83 Pages, 2001/12
原子炉施設の廃止措置計画策定及び管理のための計算システム(COSMARD)を用いて、JPDR解体作業に関するプロジェクト管理データ(人工数,被ばく線量等)の計算を行い、計算値と実績値とを比較することにより、COSMARDの妥当性について検討した。また、準備作業と後処理作業の難易度を変更した計算に容易に対応できるよう、作業構成の設定方法やデータベースの構成を改良するとともに、切断・収納作業の各種作業条件に対する感度解析を試みた。この結果、実際の解体作業に対応した条件が容易に設定できること,計算結果と実績値が比較的良く一致することなどによりCOSMARDの妥当性が確認できた。また、解体作業における切断速度、準備作業と後処理作業における難易度は、各々30%の範囲で人工数の変動に影響することなどが明らかになった。
千原 順三
Proc.2nd Int.Conf. on the Properties of Liquid Metals, p.137 - 141, 1972/00
今までの理論では、電子をあつかうときは、イオンをバックグラウンドにし、イオンをあつかうときは、電子をバックグラウンドにする一成分系的な計算しかなかった。以前に定式化したハートリー近似の一般化を2成分系に拡張し、また、クーロン力で相互作用する体系に対しても適用できる動径分布函数に対する積分方程式を用いることにより、液体金属を電子とイオンからなっている2成分系としてとりあつかい、静的及び動的構造因子を求めた。イオン-イオンの構造因子は、液体金属でよく用いられるhard-sphereモデルにくらべて、波数Qの小さい方に少しずれ、非対称なひずみを示している。イオン-電子の構造因子は小さい。電子-電子の構造因子は1成分系モデルのものと、ほとんど変わらない。